macOS Venturaにアップデート後、
Magic Keyboardの挙動がおかしくなったという相談が増えています。
特に多いのが次の症状です。
目次
よくある症状
- F12を押しても音量が変わらない
- 代わりにブラウザの開発者ツール(DevTools)が開く
- 「F1、F2などを標準のファンクションキーとして使用」は OFF
- Fnキー(左下・🌐)が点灯しない
- Bluetooth接続はされている
結論から言うと、
この症状は設定ミスではなく、Magic Keyboard本体の不具合である可能性が非常に高いです。
まず確認してほしい基本設定
最初に、以下を必ず確認してください。
macOSの設定確認
- システム設定
- キーボード
- 「F1、F2 などのキーを標準のファンクションキーとして使用」
→ OFF
ここがONだと、F12は常に「F12キー」として動作します。
※ 今回の記事は
この設定がOFFなのに直らない人向けです。
なぜF12で音量が変わらないのか?
通常、Magic Keyboardでは:
- F1〜F12 → 音量・明るさなどのメディアキー
- Fnキーを押しながら → 本来のFキー
という仕組みになっています。
しかし今回のケースでは、
- macOSは「メディアキー前提」
- キーボードは「常にFキーとして送信」
という 論理状態の不整合 が起きています。
その結果、
- F12 → ブラウザでは「開発者ツール」
- 音量操作ができない
という現象が発生します。
該当しやすい環境(重要)
このトラブルは、特に以下の環境で多発します。
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)
- Intel Mac
- macOS Ventura 13.7系
- Magic Keyboard A1644
今回検証した環境も、まさにこの組み合わせでした。
Magic Keyboard A1644 とは?
- 2015〜2017年頃の 初代Magic Keyboard
- 型番:A1644
- Fnキーが
物理キー + モード切替(論理制御)を兼ねている設計
この設計が原因で、
Fnキーのロジックが壊れると復旧できません。
試してもよい対処法(※効果がある場合も)
完全に直る保証はありませんが、以下は一応試す価値があります。
① 有線接続での再認識
- Bluetoothを解除
- ケーブルでMacに直結
- Fnキーを10〜15秒長押し
② キーボード種類の再設定
- システム設定 → キーボード
- 「キーボードの種類を変更…」
- 左Shift / 右Shift を押して再判定
③ Intel Macの場合:NVRAMリセット
- 起動時に
Option + Command + P + R を20秒以上
それでも直らない場合の結論
以下に当てはまる場合、
ソフトウェアでは直りません。
- Fnキーが一切点灯しない
- 設定を変えてもF12の挙動が変わらない
- 別のMacやiPadに接続しても同じ症状
- Magic Keyboardが A1644
👉 Magic Keyboard本体の故障(Fnロジック死) です。
Apple公式でも、
このモデルは キー単体修理不可・実質交換対応 となります。
一時的な回避策(応急処置)
買い替えまでの間は、以下でしのげます。
- 音量アップ
→ Fn + F12 - Chrome / Edge の開発者ツール
→ Option + Command + I
ただし、根本解決ではありません。
おすすめの解決策(現実的)
✔ Magic Keyboardの買い替え
現行世代(USB-Cモデル)は:
- Fnキーの設計が改善
- Venturaとの相性も良好
- 再発報告がほぼない
Intel Macでも問題なく使えます。
まとめ
- F12で音量が変わらず、開発者ツールが出る
- macOS設定が正しくても直らない
- Fnキーが点灯しない
- Magic Keyboard A1644を使用している
👉 ほぼ確実にキーボード本体の故障です
無駄に設定をいじり続けるより、
原因を知って早めに判断することが一番の近道です。
同じ症状で困っている方へ
この記事が、
「原因不明で何時間も悩む」時間を減らせれば幸いです。
Macの買取はリサイクルショップに持ち込むよりも専門ショップの方が高額買取になりますし、専門家なので安心です。

