今でこそ便利になったmacOSですが、初期の頃はどんなものだったか気になりませんか?
この記事では歴代のmacOSについて紹介します。
目次
そして伝説へ Mac初期 System 1.0 〜 4.3 1984〜1897
System1.0は初代Macintosh(Macintosh 124K)に搭載されたmacOSの元祖。
はじめて「Finder」といわれるGUIが登場。
Finderは現在のMacでも使われていますよね。
System1.0はフロッピー1枚のデータで全てが動作します。
1ボタンマウスでのクリック、ダブルクリック、ドラッグなどコピペなど現在のmacOSの基礎がすでに確率されていることに驚きです。
初期macOSの集大成 漢字Talk 6〜7.6 1991〜1997
漢字TalkはmacOSの日本語システム。
基本的にシングルタスクで動作するが、マルチファインダーが実装されたことで、
複数のアプリケーションを切り替えながら作業をすることができるようになりました。
漢字Talk 7.5ではインターネットへの対応がすすみ、MacTCPなどが実装されました。
ジョブズが帰ってきた macOS 8〜9 1997〜2001
マルチタスクが可能となり、見た目を大胆に改革したのがmacOS 8でした。
カラフルなデスクトップ!
Finderをマルチスレッド化されたことで他の作業を並行して行うことができるようになりました。
当時のWebブラウザはNetScapeとMicrosoft のInternet Explorerでした。
IEが搭載されていたのは当時のアップルを救うためにMicrosoftが株主になっていたことからですね。
macOS9.2は初期のmacOS最終版として2005年までclassic環境としてOS X が出た後も利用することができました。
しかしこの頃、圧倒的なシェアを誇っていたのはWindows95から98でした。
ジョブズが帰ってきてからリリースされたのはカラフルなiMac。
iMacの大ヒットでアップルは復活の兆しをみせます。
僕が初めて自分で買ったMacはiMac DVという機種で、光学メディアドライブがスロットインタイプのモデルでした。
いやー、めちゃんこ遊びました。
革命のmacOS X 10.0 Cheetah 2001
Aquaというインターフェースを採用してまったく新しいmacOSとして生まれ変わりました。
当初はmacOS 9よりも動作が重たく感じられるなど課題もありましたが、v10.1からは徐々に改善されて使いやすくなってきました。
このころはクラシック環境といってmacOS9が使える互換環境も用意されていました。
コードネームが流行りだした macOS X 10.4 Tiger 2005
クラシック環境が使える最後のOSとしてでてきたTiger。
この時期に旧環境との決別を迫られた方も多いのでは。
Dashboardが実装されウィジェットが表示されるようになりました。
SpotlightもTigerで初登場。
さようならPowerPC Mac OS X v10.6 Snow Leopard 2009
IntelのCPU専用となり、これまでのPowerPCでは動作しなくなりました。
ちょっと寂しく思った時期です。
めだった新機能は少ないのですが、それよりも安定稼働とパフォーマンスを重視したアップデートとなっており、
何より全体のボリュームがコンパクトになったのがうれしい改善でした。
Mission Control搭載の Mac OS X Lion 10.7 2010
従来のDVD-ROM販売をやめ、USBメモリかアップルサイトでのダウンロードとなりました。
ちょっとずつ時代が変わってきたイメージ。
Mission Controlによってより作業環境が改善され、さらに翌年2011年発表のiCoudとあわせてぐんぐん進化したOSです。
iOSとの融合が始まった OS X Mountain Lion 10.8 2012
iPhoneのメッセージアプリである「iMessage」がMacでも利用できるようになりました。
これまでのiChatがこのiMessageに統合されることとなりました。
SafariでのRSSリーダー機能が廃止されたのもこのころでちょっと不便になったのを覚えています。
無料リリースで度肝の抜いた OS X Mavericks 10.9 2013
一瞬目を疑った!
一般向けには無料で配布されることとなったmacOSです。やるね!アップル!!
iBooksもこのOSで追加されました。
Finderがタブ機能に対応し、使いやすくなりましたよねー。
FaceTimeオーディオ(音声通話)に対応したため
iPhoneなどのiOS端末とMacとで音声通話が可能となりました。これはおおきい!
MacBookに関しては電源ボタンを押すだけでスリープになるなど省エネ改善も入っています。
あまりつかった覚えがありませんw
はじめは読めなかったヨセミテ OS X Yosemite 10.10 2014
じつはあまり記憶になりヨセミテくんなのですが、
X11が付属しなくなったのでわざわざダウンロードしなきゃいけなくなったこまったOSでもありました。
今はさほど困りませんけどね。
忘れてはいけない、Macの日本語入力機能「ことえり」が廃止されて現在の日本語入力プログラムになりました。
AirDropもこの時期に搭載。
iPhoneから気軽にデータのやり取りができるようになりました。
MacとiPhoneをセットでもって置く利点はここから生まれたといっても過言ではない。
さらに読みにくくなった OS X El Capitan 10.11 2015
あぁ動物ネタぎれで景色シリーズになったのかぁと理解したのがこのエル・キャピタンです。
ヨセミテ公園にある「一枚岩」なんだそうです。へー
Spotlightが話し言葉に対応できるようになりました。
Spotlightって使ってます??僕はあまりつかって、、
それ以外はパフォーマンス改善がメインのアップデートでした。
X が付かなくなった macOS Sierra 10.12 2016
Siriが搭載されるようになったのがこのOSです。
Macに話しかけるってなんだかなれないなぁと思ってました。
Java6が廃止されたためAdobe CS4など古いソフトがつかえなくなるトラブルがありました。
下記の記事でなんとか回避できますが、できれば最新ソフトを推奨したい。
近年OSのなかでもっとも問題児 macOS High Sierra 10.13 2017
いやーアップルさんやらかしましたね?
iMacの調子がいっきに悪くなった気がします。
それ以上にたくさんの新機能があったわけですが、どうもIntel CPU脆弱性の対応の気がしてなりません。。。
新ファイルシステムである「Apple File System (APFS) 」に対応。
SSDに最適化されたこのファイルシステムのおかげで少し古いMacBookなどは快適さをとりもどしたのではないでしょうか。
ルートパスワードに関する不具合が世間を震撼させてのも記憶に新しい。
10.13.6までまめにアップデートが行われました。
32ビットアプリが使える最後のOS macOS Mojave 10.14 2018
ダークモードが特徴のmojave。
32ビットアプリが今後はつかえなくなるかもしれないので、十分に注意が必要ですね。
High Sierraで感じた違和感はいまだ健在で直るのか直らないのかわからない感じです。
対処方法がわかればこのサイトで展開したいと思いますが、
まめなアップデートを期待しています。
OSとしては大きな不具合はなさそうですね。
不具合が多すぎた macOS Catalina 10.15 2019
とにかく不具合が多く、解決されないOSでした。
新しいソフトウェア開発ツールであるCatalystを利用することで、macOSとiPadOSの両環境で動作するアプリケーションを開発することが可能となりました。
Sidecarにも対応。新しいiPadをサブモニターとして使えます。
どうなるか楽しみ macOS 11 Big Sur
発表されたばかりの新OSです。
とうとうOSXから11へメジャーアップデートとなります。
たのしみですね。
今後のMacOSはどうなっていくのか
歴代MacOSを見ていただきました。
ながいこと付き合っているOSです。
今後はiOSやWatchOSと融合していくんだろうなぁという予想です。
iPadやApple Watchのような新しいデバイスがあるなか、旧来のPC型であるMacはどのように進化するのでしょうか。
楽しみですね。